こんな贈り物が届きました。

先日、こんな物が突然家に届きました。

ロンドン市長ケンリビングストンの呼びかけによりBritish Gasが大手チェーンのホームセンターのB&Qと組んで、炭素排出量を削減と電気料金の節約を目指し、エネルギー効率の高い電球を配布するキャンペーンだそうです。

本当に全家庭に四つも電球をフリーで配るなんて。。。。。

普段イギリスの悪口ばかり書いている僕ですが、この国こういう所が本当に懐大きいです。今回ばかりは、物事を斜めに見ず、関心してます。だって、すごい金額が掛かる事ですから。大人な社会です。

これで、ロンドンは混雑緩和税のように、世界中のモデルケースとして取り扱われる事でしょう。

それにしても、この企画を立ち上げ実現した人本当にリスペクトです。きっと始めの会議で重役に反対されただろうに。。。。

特にロンドンは最近、エコに対しての意識がとても高くスーパーへ買い物袋持参で行かないと心が痛む程で、とてもいい傾向ですね。

まぁそれはそれであのやさしいオレンジ掛かった白熱灯が全て蛍光灯になってしまうとそれはそれで、ヨーロッパらしくなくなってしまうけれど、そんな事行ってられないのかな。。。。

今日は、電球と全く関係ないですが最近のお気に入りのこの曲を。

そして、このBon Iverも出るどころか、今年僕的には最強のラインナップのフェスティバルが行われます。残念ながら、UKじゃないので僕は行けませんが、ラインナップ僕好み。いい感じにUK/USのアーティストが混ざってます。もちろん、US寄りですが。近くに住んでる人は行ってみて下さい。

とはいえ、LDNでも今週末Victoria Parkでこれまたいいフェスティバルがあるので時間のある人は行きましょう!Laura Marling, Fionn Reganは必見です。この面子で£26.5は安いですよホント。

前にLaura Marlingは紹介したので、今日は最後にFionn Reganのこの曲で。


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スターバックスの新しい戦略

別にスターバックスに恨みがある訳じゃないですが。こんな記事がありました。

アメリカンコーヒーおかわり自由!

何でも、業績がとても悪いらしくアメリカンコーヒーに限って全てのお客さんにfill up(おかわり)を提供する新しいサービスでこれで業績挽回しようと言う企みらしいです。
日本は一杯に限り100円でやってるそうですが、それよりすごいです。

かなりの暴挙です。

この国で"おかわり自由"って危険ですよね。あの人達、コーヒーをウーロン茶のようにぐびぐびいきますからね。
僕は個人的にスターバックスではフラペチーノを飲みたい時位しかLondonではいかないのであんまり関係ないですけど。
アメリカじゃ、あんまりチョイスが無いので仕方なく行きますが。。。ちなみにアメリカでも店舗を増やしすぎたので数百件closeするとか。
危ないのかスターバックス??

そんな小手先のサービスだけじゃなくて価格とかあの味の向上を目指して欲しい物です。
第三世界からコーヒーを搾取するのだけはゼロとは言わないけれどもう少し考えないと。
ビジネスはフェアにやらないと。
前にも紹介しましたが、この映画見たら僕の言ってる事分かると思います。

とかいってこれを成功させたらそれはそれですごい事ですね。組織力からいって可能ではあるので興味深いですね。

皆さんもなるべくindependentのcofffee屋さんで買いましょう。まぁまだLDNは不味い所多いので選ばないとやられますが、東京は結構まだ地下とかにindependentの喫茶店ありますよね?

この間はゲンスブールだったので今回はコーヒーネタで直球のこの曲で。
これ朝聞きながらのカフェラテはいいですよ。
僕はBob Marleyより息子バージョンのこれの方が好きです。

これ読んで美味しいコーヒー飲みたくなった人。
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高城剛とイギリスの将来

LAから戻ってきました。今回もLAいろんな発見がありいろんなインスピーレーションもらって時差ボケがありながらも気分は元気一杯です。

今日は、気になるLDNの記事を見つけたので紹介します。とその前に、最近見つけたブログでとても感心している人がいるので紹介したいです。

高城剛という人で、日本にいた頃からハイパーメディアクリエーターという肩書きでよく雑誌で見ていましたが、なぜか胡散臭く感じていて全く興味のない人だったのですが
彼のブログを読んでビックリ、相当な人でした。今まで過小評価していてすみませんでした。まぁ僕が子供でよくわからなかっただけだと思うのですが。。。。

この人。ちなみにこのサスペンダーってFenderのギターストラップで作ってるのかな?懐かしい。

彼はブログの中でこんな事言ってます。



ロンドン市長選挙が終わった。
現職の元トロツキストリビングストン市長が負け、保守派のジョンソンが当選。
あたらしい混雑税導入もスクラップされ、
温暖化対策より、金持ち優遇政策が実施されることだろう。
きっと優遇というより選民になる。」



最近LDNにお仕事で短期間滞在しているらしいのですが、よーくヨーロッパの事見ています。
洞察力がとても素直で好感持てます。
日本との距離も近い事もあってとても的を得ています。 
きっと、こっちでインテリ left wingのお友達が沢山いるのでしょう。

東京で一線で活躍されている方は世界レベルなのです。
僕もいつかこういう視野の広い経験豊かな、そして素直で、いい意味でサーカスティクな人と仕事したいです。
音楽の趣味合わなそうですが。そんなの大きなお世話ですね。
すみません。


本題に戻りますが、先日、混雑税増額導入が予想通り白紙に戻されました。

しかも契機になったのが、ポルシェ社とケンジントンチェルシー地区(LDN有数のお金持ちエリア。
あのハロッズのエリアです)からの訴訟でやはりお金持ち優先な方向にどんどん向かって行きそうです。

混雑税に限って言えば金持ちエリアがすっぽりゾーン内に入っていて貧乏エリアの東ロンドンがわざとらしいくらい外されていて。。。。
それに追い討ちをかけるかのようにその後の課税ゾーンの拡大政策のときも結局金持ちエリアのノッティングヒルまで伸びて。。。。
おかげで僕らはストックの移動の際も平日は車使えません。。。。。

今更ですが、ホントこの国不公平に法律出来ていてここ十年くらいの好景気の間にさりげなーく法律もお金持ち向けに改正されていたりしてます。
もうこれじゃ、治安悪くなるの当たり前です。
実際ココ半年くらい経済不安と呼応するようにLondonキッズ達が
毎日のように殺し合ってます。
このままだと、これから本当に危険な街になっていくんだろうな。

エセ左翼のリビングストンだろうが保守派のジョンソンだろうが
どちらりなろうが弱い物が強い物に巻かれて行く社会は変わる事無く
しかもここ十数年の好景気により、ヘッジファンドなどの合法ギャンブラー達はリッチ以上のスーパーリッチに成り上がり、
その彼らのマネーゲームにより、現在の石油価格、食料品の高騰そしてhousing priceの下落と、出来の悪いハリウッド映画のように感じの悪い形の経済的な悪循環を生んでます。

この国のバブルは本当にはじけてしまったのでしょうか?

とにかく、そんな世知辛い世の中に光を灯し僕らをpositiveに変えてくれるのはアートでしか無く、
今日は最期にこの曲を聞いて元気を出しましょう。

そして兄貴Ben Harper.

7/2に行ったHyde parkのギグでもBenはJackの事を今一番僕ら必要なアーティストだと表現してましたが、僕も同感です。

こんな時代だからこそ生まれるものあり、近い将来何かが僕らの中で変わり、世界が少しでもいい方向に向かうのを期待しましょう。
それには、僕ら一人一人が考え動く事から始まるのかなと。

僕に何が出来るんだろう?

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グラストンベリーフェスティバルその2

今日のロンドンスコールのように雨降ってます。こんな日はお店も静かですね.....

たまたま見たライブで全く期待ゼロで以外にもかなりよかったギグから。

Newton Faulknerのボヘミアンラプソディーそうです、Queenのカバーです。

逆にこの直前にやったJack Penateいまいちでした。音もよく出てなかったし。緊張してたのか?大きすぎるステージだったのかも。やっぱりギグはvenueとの相性重要ですからね。小さなテントとかでやればよかったのに。

それに以外につまらなかったのは、Fatboy slimでした、完全にやる気の無いDJでがっかり。Kings of Leon見ておけばよかったです。

期待通りヤバかったのは、Seastick Steveです。この人60's時から活動していたらしいですが、UKのドキュメンタリー番組にちょっと登場したのを契機にUKでブレイク、音楽雑誌のMOJO アワードの2007年新人賞をとりました。ベテランなのに.... 日本ではほぼ無名ですが、今月苗場のスキー場で来日公演決まったそうです。

Jack Johnsonが20年後にこんな風になるのかな?Seasick steveはもっとパンクなオヤジですけどね。とにかくかっこいい。ギグ中もJack Danielをそのままラッパ飲みしてました。朝のギグだったのに。。。

それでは、どうぞ。

有名どころのステージは夜の11:00位には終わり、ここからがまた別の世界があってまた面白くなってきます。銀河系の売春街をコンセプトにしたテーマパークTrash City, 今年からShangri Laという40エーカーの土地に12のステージを作りこれまた怪しい夜の世界をクリエイトしていて変なミュージカルのステージだらけで、ゴスのキャバレーshowはあったり、夏の花屋敷のホラーシーズンを100倍本格的にしたようなものです。だって周りは自然しか無いので、その世界が浮き彫りにされるのです。なんとこれが朝の6時まで毎晩続きます。

近くの丘の上にはストーンサークルが作られ、ココにはコアなヒッピーの人達が、大道芸人的な火遊びをしていたり、ものすごい数の人達がボンゴを演奏してたり、恐ろしい程の焚き火をそこら中にしていたりと、(近くにいるとまともに呼吸出来ない位の煙で僕らは長居出来ませんでしたが。。。。)まるでフラワームーブメントの時代にタイムスリップしたようでした。

本当に圧巻で、普段夜歩きの簡単に出来ない僕らにはとても安全でしかもかなりエッジな夜遊びが出来、感動以外の何物でもなかったです。ロンドンでやったらまず冗談じゃなく刺されますね。(最近ナイフの殺傷事件が半端なく起きていて先週だけで5人くらいティーンが殺されています。最近ロンドンますます治安悪くなってます。皆さん気をつけて下さいね。)

正直、昼間のギグをきちんと見たい人はまずここにいません。僕らもテントに戻ったのも朝でした。。。。。

このパーティー現代社会の疲れた心を癒すには必要です。やっぱりお客さんも都会の人率高いですね。普段便利な生活してるので時々こうやって自然に近づかないと大事な事忘れちゃうかもと思いました。

音楽はもちろんメインファクターなんだけれども、空間のプレゼンテーションと言うかこの世界観の作り方が半端じゃないグラストンベリーのオーガーナイザーに脱帽です。

さんざん音楽を紹介しておきながら、ラインナップなんか正直そんなに重要じゃなくて、このグラストンベリーと言う自然と文化の融合する世界に三日間丸々どっぷり浸かるという行為に完全にハマってしまいました。

きっとまた来年Glastonburyのどこかで僕はニコニコして踊ってる事でしょう。

最期に今回のベストgigManu Chaoです。野外では始めて見たのですが、外がよく似合います。イギリスではずーっと長い間無視をされていましたが、(イギリス人って音楽にはオープンですが、人種問題絡むとかなり閉鎖的なのでManu Chaoもヨーロッパで昔人気が出て来た頃もただのヒッピーバンドだと思われていました。)やっとメジャーで受けられるようになったようです。だんだんアンダーグラウンドとかインディーとかそういう区別って関係なくなって来て、いい物は評価される。これもITのおかげです。ハイ。

Glastoの映像ではないですが、どうぞ。このgroove強烈です。誰もが踊り狂ってしまいます。

グラストンベリー行きたいなと思った人
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グラストンベリーフェスティバル その1

長い間サボって済みません。遊びすぎたせいで仕事がたまりブログまで手が回らない日々が。。。。。。単なる言い訳ですが。

先週末、Glastonburry行ってきました!木曜日ギリギリまで仕事を片付けdrive down。着いたのは朝の四時。。。。。。

真っ暗な中でテントを立てたと思ったら朝日が見え始め。。。。そんな素敵な始まりから4日間思う存分、ギグ三昧の日々を楽しんできました。

今回はとにかく前回と違っていろんな人との出会いからかなりディープな所まで知れ、遊べ、とても楽しかったです。日本から来ていた若い子達にも会いましたね。

来年は本気でストールを持とうかなって思ってます。興味ある人は一緒にやりましょう。連絡ください。今のところ、洋服かアクセか日本食で考えてます。やっぱりご飯かな?

前回と違いとってもPeacefulで正直あれだけの人数(140,000人!)があれだけ酔っぱらっていたのに一回もケンカ見ませんでした。これはLondonの犯罪率を考えると奇跡に近いですね。

10分で準備をしたおかげで、カメラを忘れてしまったので残念ながら写真は乗せられませんが、きっと一緒にいったRANPOSKIさんがいっぱい乗せてると思うのでここでチェックして下さい。

僕はもう良かったライブ映像をひたすら紹介します。

まずは、マンチェシーンから火がついたバンドThe Ting Tingsです。このバンド去年のGlastonburryのunsigned bands stage(いわゆるメジャーレコード会社と契約をまだ取れていない若いバンドのステージ。BBCがオーガナイズしています。BBCは音楽の分野でも社会やカルチャーへの貢献度が日本のNHKとは訳が違います。)で始めて注目され、一年後には何とJohn Peel stageで登場です。

ちなみに、John Peelとは日本では全くと言っていい程知名度ないですが、イギリスではミュージシャン以外の人間では最重要人物とされている人で、もう無くなってしまったのですが、簡単に説明するとBBCのDJで若いアーティストを新しい音楽を死ぬまで探し求めた人で、音楽業界の商業的な体質から真っ向から反対して音楽を心から愛し続けたとても偉大な人なのです。

それでは、まずThe Ting Tingsのこの曲を。このギグでまたまたバンドとしての株をあげたようです。

余談ですが、このボーカルの子、売れるまであのリバティープリントのLibertyで働いていたらしく、その同僚にTing Tingという中国人の子がいたそうで、それがバンド名の由来だそうです。その同僚瞬く間に世界一有名なTing Tingになりましたねー。いい事なんだかわかりませんが。

全貌が見たい方はこちらをどうぞ。オンデマンドでかなりの量のライブが好きな時に見られます。BBCの懐の大きさは皆さん見習って欲しいです。大体こういう番組をDVDを売りたい為だけに放送を血眼になって阻止した所で結局このご時世誰かがネットにupする奴は絶えず現れ結局イタチごっこになるだけですもんね。こうしたほうが株が上がるでしょう。日本のテレビ局の皆さん、検討よろしくお願いします。

このfestival、27年の歴史を持ち、それこそ数十人のフリーフェスティバルから同じ場所で同じ人によって運営されています。このオーガナイザーもイギリスでは有名で自分では自分は音楽好きの農民だと言い切る、Michael Eavis。最近は娘もオーガナイズに参加しています。というか本当に多くの人間がこの四日間の為に毎年361日を費やしいろんな問題を解決しているので、ステージの場所は当たり前ですが、トイレの場所に至ってもその地形の特質を完全に理解してデザインされていてとても感心しました。これは他のfestivalは真似出来ない訳です。

しかもオーガナイズは前回の7年前よりもぐっとレベルを上げているにも関わらず、(スタッフの数、何と37500人だそうです!)常に客へのfreedomは考慮され、個人の責任で焚き火をしようが泥酔しようが怒られません。やってる事は子供でも本当に大人な社会です。

次は兄貴のRufusもすごいですが、今回playしたMartha Wainwrightそうとうすごかったです。それにしてもこの兄弟と言うか家族才能の固まりです。

丁度昨日新聞でRufusのインタビューの中で面白い話があって、「今までで最低だったギグは何ですか?」の質問に、彼が7才くらいの時に母親と伯母さんがクリスマスギグを企画したのは良かったけれど、本番前に二人ともウイスキーを飲み過ぎて泥酔した為にステージに上がれず代わりにコーラスで来ていたRufusとMarthaが無理矢理ステージに上げられ、仕方ないので何度も何度もジングルベルを歌っ他らしいです。もちろん客からはブーイングが、「金返せ!」といわれ最悪だって思ったそうです。イカれた家族ですね。

それでは、ピラミッドステージの後の小さなテントでのこの演奏をどうぞ。こんな小さな所で贅沢ですねー。これがグラストンベリーの醍醐味です。

彼女Hallelujahももちろん歌っていてよかったですが、やっぱり去年のRufusがメインで出た時のMarthaとのこのデュエットがとてもいいので紹介します。

そしてHallelujahと言えば、Glastonburyとは関係ありませんが、今は亡き才能、ジェフバックリーです。僕は大学生の時にオーストラリアを旅行中アルバムGraceに出会いこの曲を始めて聞き感動に涙したのを覚えています。この人だけは本当に生で見たかった!

それではどうぞ。

これって東京でのギグの映像なのか最期に"Sayonara, Thank you very much"って言ってますね。東京で生で見た人いっぱいいたんですね。羨ましい。。。。

そして最期にHallelujahといえばこの曲を作った大御所、レオナードコーエン。最終日のピラミッドステージでのこの貫禄の演奏。みんなで大合唱です。気持ちよかった!

若い頃は全く興味なかったのですが、昔加藤登紀子が何かの雑誌でコーエンを紹介していたのを見て以来、インテリ好きの僕は(所詮知性への憧れですね。)すぐに当時渋谷のクアトロの中にあった今は亡きレコード屋WAVEに走ったのを覚えてます。今はAmazonですぐに何でも変えちゃいますね。便利だけどつまんないなって思うのはおっさんだからでしょうか?違うと思うんだけどな。便利すぎて失う事ってかなりあると思います。

それでは、パート1はこの曲を最期にお別れです。ってもうギグの見過ぎで口調が変になって来たな。

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プライマークドキュメンタリーの謎

今日のロンドンは久しぶりの夏日です。

ポートベローにはサマードレスを着て平日の昼間からレストランのテラスに沢山いました。

そうです。この国には日本と違い、一生働かなくていい人達がかなりの量存在するのです。そして、Nottinghillエリアは彼らのたまり場でもあるのです。いいですね、昼間からシャンペン飲んでましたよ。

ところで、今週の月曜日、Primarkの道徳倫理観に関してのドキュメンタリー"The Devil Wears Primak"[Channel 4]が放送時間直前に放送取り止めになると言う事件がありました。

Primarkといえば、ここ数年で急激に伸びて来たアイルランド発のハイストリートレーベルで、H&M,Topshopに並ぶ勢いで売れているようです。しかも値段はイギリスの物価を考えるとちょっと異常なくらいに激安です。例えば、ジャケットやジーンズが£8(1600円)で変える程なのです。

この値段で物を作る為には、sweat shop(開発途上国などで低賃金、長時間労働など過酷な労働環境で働かせる「労働搾取工場」のこと)での生産が必要で、今回の番組はこういった道徳的に問題のあるファッション企業をフィーチャーすることにより、今後の消費者としての私たちのハイストリートに対しての考え方を変えましょう、と言う勇気あるドキュメンタリーだったのです。(しかもこれを夜の九時からと言うゴールデンタイムでやろうとするのがすごいですね。)

ファッション業界の片隅にいる僕としては決して無関係とは言えず、身につまされる話なので見たいなと思っていたので残念です。

この情報化と流通の進んだ世の中で物作りに関わる以上、第三世界での搾取などの問題はどうしても避けられない問題なのは僕も同感です。ただ、程度の問題であって白黒の話ではないと思っています。僕らindependentでさえ、お店でなるべくゴミを出さないよう過剰包装をしないようにしたり、生産の際には大きすぎる工場は避けるなどの、もちろん微々たる物ですが努力はしているのに。。。。

あれだけ利益を上げているハイストリートレーベルがスピードと価格破壊による絶対的競争力を維持する為に何も努力をしないと言うのはやはりおかしい話で、こういった事が少しずつでも変わって行く事を祈ります。

ちなみに、Primarkに関してのブログがありました。興味のある方は読んでみては。

http://masakigoto.blogspot.com/2008/03/primark.html

これは本当はLove songなのですが、僕らの消費活動ってこんな題名みたいですね。

いくら個人レベルでも消費について考えるべきと思った人。
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シド ヴィシャス : no one is innocent

ずっとブログサボり気味だったので今日は二本立てでございます。

残念な事に、ロンドンのストリートのカルチャーを盛り上げて来た場所の一つであるカムデンマーケット内のstable marketが取り壊されるにあたって、いろんな反対運動や怪しい火事が起きたりとなかなかマフィア絡みであろう事件が多くありましたが、何だか結局はディベロッパーの思惑通りに事は進み、今や跡地にpround galleryがオープンされていたようです。

カムデンらしく、ロックなギャラリーで6/4からシドヴィシャスの写真展が開かれます。

写真の他にも、Alan Parkerによる新しいpunk映画「Who Killed Nancy?」(UKでは秋口公開予定)のプレビューがみれたり、シドのトリビュートバンド、The Sex Pistols Experience (こんな人達いたんですね)のライブなどが楽しめるそうです。

しかも入場料は無料です。これはLondonならではですね。

日本ももっと政府がアートにお金を出したりして国民に還元して欲しいもんですよね。

残念ながら、トレーラーもyou tubeにも乗っていない状態ですので、シドの当時のヘロインでヘロヘロのナンシーとのインタビュー(ちょうど日本語字幕付きでした)と彼の勇士をどうぞ。


久しぶりに聞くとPunkって結局attitudeの問題で音楽性は完全なる
popですね。僕はこの3コードのシンプルさが逆にカッコいいんですけど。

たまにはold punkも良いなと思った人。
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