ハロッズのエコバック。

Londonは最近、今までの天気が嘘のようにものすごく天気がよろしいです。完全に春を通り越して夏がやって来たような気候です。

そしてそんな天気の下、街の人々も表情もいつもより朗らかでやさしくてとても気持ちがいいです。やはり僕も含めてイギリスにいる人の心は悪天候にやられているようですね。
先日の夕立の際のバス停での様子はさながら戦場のようでしたね。悪意が漲っていて恐ろしかった。

さて、今日はエコバックのお話です。

ヨーロッパでは前からありましたが、去年のAnya Hindmarch のエコバックのおかしな騒動以来、いろんな所で当たり前にエコバックが作られるようになりました。

Kate Mossが持ったこのSuperdragのエコバックを持ってたのも報道されてましたね。酷いデザインですけど。

イギリスはclass systemのせいでなかなか一つに意見がまとまる事がないので難しいのですが、最近はこのエコについて(英語ではgreenと言います。)かなり一般へ浸透して来たようです。
通勤中のtubeでもエコバックを持っている人を最近は見かけるのは珍しくなくなって来ました。昔は男が形からかけるバックを持つのはタブー視(ゲイ視?)していた国にしてはかなりの成長です。

ショッキングな統計があり、何でもイギリスでは年間100億のビニールバックが消費されていてこれは一人頭290枚にあたります。平均使用時間は12分でしかもこのビニール袋が土に帰るまでに500年の日月がかかるそうです。これを聞いたあなたはそれでもビニールバックを必要以上に使い続けますか?

反対意見と言う物は常にある物で、一部ではエコのファッション化とかも避難されているようですが、ファッションだろうが何だろうが多くの人が行動するってことが大事なような気がします。文句はやってからにしましょう。

先日こんなエコバックを見つけちょっと気になったので紹介します。

Harrodsから出ているFeed 1 Bagです。

このバックの面白い所は、ただバックを買って(約6000円)ゴミを減らしましょうと言う事に加え、先進国の子供一人の一年間分の食料を負担出来るというすばらしいコンセプトバックなのです。国連と連動しているプロジェクトで、Anya Hindmarch のFashion PR用エコバックと違い(何せエコバックのくせにMade in Chinaですからね。いい加減にして欲しいです。) 100%オーガニック&フェアトレード コットンを使用しています。この辺のこだわりが一貫しています。

イギリス人はコンセプトアートだけでなくこういう事にも大変クリエイティブな人達なのです。そして政府もかなりの規模でサポートをしています。どこかの表面的だけコピーして結局ファッションで終わってしまっている国とは大違いです。大人ですね。そしてとても分かりやすい。

ちなみに、これはFeed 2 bagってのもあってこれは単純に子供二人分です。デザインで選ぶのもいいでしょうね。

アメリカでもWholefoodsFeed projectとして同じ事が起きているようです。

アメリカ版はこんなデザイン。

財布もやってます。


日本でももう少しエコについて一般レベルで理解が深まって行けばと祈ります。

少なくとも日本のあの異常な過剰包装位はやめるようにした方がいいですよね。みなさんいらない紙袋や包装は断るよう心がけたい物です。

かなり強引ですがエコと言えばEcho and Bunnymanですね。Joy Division, The Cure, The Smithと並ぶ当時のポストパンクの有数バンド。実力あったのに何でかうまく行かなかった系のバンドです。一時は時代の寵児でした。

最近この曲がNouvelle Vagueにカバーされ再評価されています。結構雰囲気は今のshoreditchっぽいです。


ファッションでもいいから、このバックが欲しくなった人
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