Gonzales at ICA
久しぶりにICAに行ってきました。昔メンバーだったのに最近は面倒臭がってめっきり行かなくなってしまいましたが、やっぱりあそこの空間はいいですね。
今日のアーティストは別格です。ここまでピアノで幅広く音楽表現をギリギリのユーモアで出来る人を僕は知りません。とっても繊細で美しくそしてパンクなアーティストです。
彼のキャリアは全く理解されなかった地元カナダからベルリンに移ってきた頃から始まります。
現在はパリとベルリンを行き来しているようです。
最近ロンドンは都会になりすぎてなかなかcreationには不向きな場所になりつつあり、かなりの量のアーティストがヨーロッパに、特にベルリンやバルセロナに流れているようです。
ロンドンは今、過渡期なのかな。
Gonzalesに話を戻しますが、当時全く無名のカナダ人アーティストFeistとクラブイベントでHip-hopショー(?)というかキーボードとラップを混ぜたようなパフォーマンスをしロンドンのアンダーグランドで話題になります。
そしてこれがTrashでのgig。Gonzalesもさることながら、この時のFeist最高。
その後ジェンバーキンのアルバムをプロデュース。そして自身のアルバム"Solo Piano"を発表。このアルバムでフランスでは大ブレイク、やっとメジャーでも取り上げられるように少しずつなりますが、イギリスでは未だにインディー異端児扱い。
"Solo Piano"美しいメロディーの連続で、現代のエリック サティ+little bit Punkなアルバムです。
ほんとうに美しい。聞いて下さい。
肝心の先日のライブですが、もうただただすごかった。
次元が違いすぎます。
喋りも演技も(?)客への絡みも(うるさい客に唾吐きかけてました。)演奏もパーフェクト、あんなギグ見た事ないです。ある意味Ben Harper以来の感動です。冗談抜きで死ぬ前に見ておかないと後悔するアーティストの一人です。
きっとそのうちすぐ日本にも来日するに違いないので(きっと今頃興行会社が気合いで交渉してると思われます。)ぜひギグに行ってみて下さい!今までにない音楽体験をすることでしょう。
そして最後に彼の新作"Soft Power"からこの曲を。
前作とはまた毛色の違うかなりパワーポップなアルバムです。今後もいろんな違う形で楽しませてくれそうなアーティストです。
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