Save Shoreditch!(East Londonを救え!)

ここ数年特に、East LondonのShoreditchと言われるエリアで再開発が半強制的に薦められています。

今まで、無視されていたエリアがここ10年くらいで有機的にアート/fasshionエリアとなり、ディベロッパーの次のターゲットになっているようです。(いわば、一時期の代官山のように。)

Tracy Eminと言えば、デミ案ハーストと並んでYBA(Young British Art)の一人ですが(まぁもう若くはないですが。)Bethnal Green出身で有名です。僕も昔Bethnal Greenに住んでいた頃、よくTescoで見かけました。

とにかく、最近急ピッチに開発が進んでいるらしくそれに反対する団体がSave Shoreditchとして活動しています。

今何だか、Bishops GateのLight Barを開発の為に壊す壊さないで揉めているそうです。

結果はいずれにしろ、こういう大きな力に反対する勢力が常に存在するイギリスは本当に健全だと思います。

六本木ヒルズ表参道ヒルズ、そして代官山と僕の好きだった東京のエリアがどうしようもない近未来的なビルに取って代わってしまっているのを目の当たりにしている僕は、何だか考えさせられました。fuck offするのってたまには必要ですよね。昔、石原慎太郎だって昔、Sonyの社長と「Noと言えない日本人」って本書いてベストセラーになってましたね。

とにかくどの国も建設会社と政府が談合なんていうのは当たり前で、ナイーブすぎるのかもしれませんが、長い目で見てやっぱりビジネスってカルチャーをクリエイトしませんよね?おかげでShoreditchがここ数年急激に詰まらなくなって個人的には困ってます。

ところで、反対勢力と言えば、これをうまくアートに昇華させたとても有能なアーティストを紹介します。

2007年のターナープライズを取った、Mark Wallingerです。実際作品の中にラインを引いてこのプロテストは正確には違法だと政府にfuck offする姿勢がいいですね。やはり反対意見無しに健全な社会は成立しないですね。この点はイギリスに来て本当に勉強させられます。僕は見た目だけじゃないこんなイギリスのアートが日本やアメリカのミーハーな物より好きですね。(あくまでも一般論なのでoffensiveに感じたらごめんなさい。もちろん、国籍関係なくすばらしいアーティストはどこにでもどの時代にいるのは分かった上での一般論です。)

プロテストと言えば、Bob Dylan。このビデオに若い頃やられました。

彼が相当老けて込んでから、Tokyo DomeでBob Dylanのコンサートが生まれて始めて一人で行ったコンサートです。(みーんなに聞いたのにだれも一緒に行きたがらなかったので逆ギレして一人で行きました。) 帰りに武道館の前で一人酔っぱらって歩いていたら、みうらじゅんが彼女らしき派手な女の人と歩いているのを見てさすがBob dylan博士だと思ったのをおもいだします。どうでもいいですね。みうらじゅんについてはまた今度。高校のとき結構大島渚好きでした。(若い人には分からないだろーな。)